AI に敗北した人間20

次世代の AI 野球 (MLB)

アメリカ向けです。日本では一生導入されません。

AI を導入しないといけないのか?

導入しないといけません。アメリカの娯楽は淘汰が激しいので MLB でもすぐゴミカスになります。

現状の復習

投手は投球のカオス化の負担が大きすぎてしんどい

投球のカオス化というのは、打者の読みを封じるために、ある程度ランダムに投げるということです。スイーパーで何でも抑えられる!となっても、スイーパーばかり投げ続けるのは弱い投球術です。最強の投球術は、カオス化しながらここぞというときに、読みを使って投げる投球術です。

このカオス化には、「決め球にカーブを投げてはいけない」「打者の今のスイングフォーム」「投手の今日の調子」「これまでの組み立て」

みたいな複雑な要素があり、投手の脳のスタミナを大幅に消費してしまいます。投球のカオス化を理解できるピッチャーは多分やたら怒りっぽいです。これはなぜかというと頭を使いすぎて脳のスタミナが枯渇しています。

投手にカオス化を求めすぎない方法としてデータアナリストを利用する方法がありますが、現在はピッチクロックがあるため、そこまで頻繁に利用できません。やるとしても、イニング間に復習するぐらいで、イニング中のカオス化の修正はできません。どうしても認識が壊れ続ける場合は、監督が間を取って、データアナリストを呼んで認識の修正を行います。監督は「責任の代行」「信頼」を使ってメンタル回復を図ります。「ここは俺の責任」「お前を信じてる」

130km/hのストレートと100km/hのスローボールと完全なコントロール

これがあったら抑えられるのかみたいな話があります。答えはもちろんいいえです。なぜかというと投球のカオス化をコントロールと緩急だけに頼っている投球術だからです。つまり、読みが入ると普通に撃たれます。AIが導入されたら、このような投球術は防御率∞になります。

カオス化度合いを上げるためには無数の変化球やワンバウンドなどといった暴投まで使わないといけません。当然球速も早いものと遅いものがあるほうがいいので理想は球速∞キロです。

アウトロー最強説

これもいいえです。これはスイングフォームの分布が日本では大根斬りに寄っているというだけの話です。アッパー気味の外国人に投げたら普通に甘い球です。アッパー気味の打者には内角高めが最適で、サイクロイド曲線を最適化したフォームに関しては有効なコントロールすべき場所はありません。だからカオス化で打者の読みを破壊する必要があると言っているんです。コントロールについては∞あっても全く意味がなく、AI 時代ではカオス化が破壊されて普通に防御率∞になります。

MLB に AI を導入する

じゃあ投手にAIを導入したらさ、オモロくね?

残念ながら面白くありません。なぜかというと、投手はカオス化に対する疲れ(要は投球術の一部)がなくなってピッチングに集中でき、読み型のバッターは全て無効化されるため、打率が極度に低下します。待ち球は一つもできないと考えてもらったらわかります。ほぼ打てません。

打者にも AI を導入する必要がある

つまり読みを AI に代替させるわけです。そうしたら打者の脳の疲れが減って撃つことに集中できます。投打の真剣勝負になってやってる人はおもろいかもしれません。ただ、これだと娯楽としてはイマイチで、見ていてつまらんかもしれません。

実際のカオス化について

実際はカオス化は次元が複雑すぎて、カオス度∞は達成不可能だと考えられます。ここで、AI チューナーという新しい職業を導入します。

新しい世代の職業: AI チューナー

カオス化の近似を行う職業です。投球術の場合は「緩急特化型」「剛球制圧型」「変化球多投型」のような感じです。AI のチューニングを行って投手の手助けを行います。

打者の場合はカウンターエクスプロイトのような感じです。「対緩急特化型」「対内角攻め」のような感じです。多分平滑化したカオス化は弱そうです。知らんけど・・・。

AI チューナーがもたらすもの1

球団の特色がわかりやすくなります。うちは剛球制圧型チューナー多め!だったらものすごい速球中心とした投球術をしてきます。速い球が好きなら、めちゃくちゃストレート多投でかつ撃たれにくいです。

また、対戦がわかりやすくなります。「緩急特化型」vs 「対緩急特化型」チームのようになるため、まあ先行が不利そうだなみたいな感じです。

AI チューナーがもたらすもの2

観客がマジで面白くなります。打者と投手のそれぞれの近似した心理分析が公開可能となります。

打者チューナー「内角ストレート85%, 低めのフォーク15%」
投手チューナー「内角ストレート85%, 低めのフォーク15%」

このように、チューナー同士がにている場合、投手不利で打者有利なのが一目でわかります。野球を勉強する必要はありません。チューナー同士が違っている場合は投手が有利です。しかもすぐわかるため、ピッチクロックを阻害しません。

しかし、わかるのは有利不利だけで結果ではないため、観客は投球を見守る必要があります。

次世代の観戦マナー

ここで、投手と打者に関する役割を整理しておきます。

打者チューナー「内角ストレート85%, 低めのフォーク15%」
投手チューナー「内角ストレート85%, 低めのフォーク15%」

のようなガイドが観客には表示されますが、実際には投手や打者は好きなように打ちます。チューナー通りなげるわけではありません。

多段階カオス化理論

例えば、このチューニング情報を見た観客が「ああああ!」「内角ストレートは駄目だ!」みたいな大声を上げたとします。これは問題ありません。

投手は、観客の声、打者の余裕さをみて、チューナーが提示した投球術をさらに修正します。
観客が嘆いているということは、チューナーが敗北していて、全ての球が撃たれるということです。よって、カオス化をさらに修正して二段階カオス状態にします。

野球とポーカーを混ぜた次世代の野球

打者チューナー「内角ストレート85%, 低めのフォーク15%」
投手チューナー「内角ストレート85%, 低めのフォーク15%」

投手側のチューナーが負けているので、観客がすべき態度は明らかです。「お祈り」です
内角ストレートを投げないでくれ!このままでは負ける!感情に任せて大声をあげてもよいです。

投手は五感を信じて投球を修正します。私がピッチャーなら基本的に内角ストレートを投げます。なぜかというと絶対に打たれるから投げてこないだろうという読みを外すためです。しかし、これを毎回するとカオス化に失敗するので次はスライダーを投げるかもしれません。ここが勝負です。

そうすると観客は「なんで内角ストレート?」という驚きと「でも抑えた!すげえ!」みたいな喜びをずっと楽しめるわけです。

しかも、スライダーを投げた場合はもっと面白くて、チューナーの分析を見たうえで読み外しを使ったことが観客は誰でもわかります。

打者側の観客も、投手が読み外しでスライダーを投げたこともわかり、打者がスライダーをホームランにした場合は、読み外しに対して読みを決めたことになります。ただ撃ったという喜びに加えて、復習で誰でも心理分析ができるため、さらに驚きを与えられます。

これがピッチクロックで滝のように感情を与えられます。楽しいんじゃないですか?次世代の野球も。